きのうの「あべちゃんトシ坊・こりない二人」(RKBラジオ)のひとコマ。
この日の番組のテーマは、「別れる」。
離婚に関して、リスナーのメッセージを紹介しながら、各界の専門家に電話をつないで話を聞いていく、という構成。
パーソナリティの二人は、いずれもバツイチ。そのせいか、いつにもましてディープな話が続く(笑)。
中でも、製薬会社(だったかな?)の研究員との電話で出てきた話が、とびきり面白かった。
なんでも、恋愛感情の正体は、人体の免疫系における「異物に対する反応」なのだそうだ・・・!
※※※
人体は、生きていくのに必要な物質を、外界から取り入れる。
ただ、その物質は、人体からすると「異物」である。
取り入れるべき「異物」と、排除すべき「異物」を選別しなければならない。
そのために働くのが免疫系だ。
で、このように外界から「異物」を取り入れるというのは、実は恋愛についても同じことなのだそうだ。
つまり、恋愛というものを生物学的な観点から表現すると、次のようにいえる。
〈自分と異なる生き物(=恋人)の身体から分泌される物質(フェロモンやら、体液やら・・・)を、それが「異物」であるにもかかわらず、本能的に欲すること〉
そう。恋愛は、「免疫系の活動」として説明することが出来るのだ。
そして、恋人という「異物」を取り入れるべきか排除すべきか、免疫系が「ザワザワ」している状態。
それこそが、あの何ともいえず「ザワザワ」する恋愛感情の正体なんだそうだ。
※※※
さらに面白いのが、恋愛感情が冷めていく理由も、「免疫系」という観点から説明できるらしいのだ。
免疫系を司るのは、「骨髄液」なのだという。
そして、この「骨髄液」は、7年サイクルですっかり入れ替わってしまうのだという。
このように骨髄液が入れ替わるというのは、一体どういうことか。
それは、免疫系がすっかり「更新」されてしまうということらしい。
たとえば、恋人とめでたく結婚し、付き合い始めてから7年が経過したとする。
7年が経過したということは、骨髄液がすっかり入れ替わり、免疫系が「更新」されたということだ。
それはつまり、こういうことだ。
付き合い始めた当初の免疫系は、恋人が「取り入れてもよい異物」なのか「排除すべき異物」なのか迷って、「ザワザワ」していた。
しかし、7年が経過して「更新」された免疫系は、恋人を完全に「取り入れてもよい異物」と判断するようになる。
どんなにザワザワしていた免疫系も、7年が経過すると、すっかり落ち着いてしまう。
言い換えると、「免疫系のザワザワ」であるところの恋愛感情は、7年が経過することによって、ものの見事に冷め切ってしまうのである。
それどころか、あの頃は「免疫系のザワザワ」のおかげで「魅力的な異物」に見えていた恋人が、7年たつと「ただの異物」でしかなくなってしまう・・・!!(泣)
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・・・まあ、そうならないように、結婚後は精神的な結びつきを大切にしましょうね、というオチだったのだけれど。
恋愛と結婚は、科学的に見てもまったくの別物である。というお話でした。
2009年12月6日日曜日
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